夏の日の思い出

先日行った母の実家は老朽化のため建て替えた後の家でしたが、子供の時に行ったときは本当の古民家でした。なにしろ五右衛門風呂でしたから。あのスリルを味わいながらの入浴はなかなかのものでした。貴重な経験だったと思います、今後ジャグジーを設置しようと思う人はいるでしょうが五右衛門風呂をわざわざ作ろうとする人はまずいないでしょうからね。
いとこが一杯集まってわいわいがやがやですから伯母さんは本当に大変だったと思います。でもね、その時みんなで食べたカレーの味が忘れられないのです。もちろん大勢で食べる楽しさもあったでしょうが、それにしても絶品の味でした。現在に至るまであれより美味しいカレーを食べたことはありません。恐らくね、鶏を一羽締めたのでしょう。今はどこでも肉が買えますが、あれは命の味がしました。考えてみれば子供の時にいい経験を一杯させてもらったのですね。これからはどんどん親戚関係が希薄になっていくのでしょうね。それは時代の流れだから仕方のないことだとは思いますが、めんどくさいこともあるでしょうがああいう人間関係も悪くはなかったなとつくづく考えました。
土の匂いと木の匂いに彩られた夏の日の思い出です。そして今年の夏の日の思い出になりました。